脊柱管狭窄症の改善方法(間欠性跛行)を自分で治す治療法

脊柱管狭窄症を改善させるストレッチの方法はコチラから

脊柱管狭窄症の症状(間欠性跛行)

  • 腰の痛み
  • 足のしびれ
  • 足の痛み
  • すねの痛み
  • 歩いていると座りたくなる
  • 信号待ちなど立っている時の痛み

脊柱管狭窄症による症状は、特に足の痛みやしびれが特徴で悪化すると100メートルくらいの歩行でも痛みが出てきます。

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脊柱管狭窄症=手術しないとダメなの?

狭窄症でもあきらめることはありません。正しい狭窄症の体操を自分で行うことで改善している方が大勢いらっしゃいます。

痛みで仕事にも出られず、家事もできず寝たり起きたりのくり返し、になる前に対処しませんか?

 

間欠性跛行ってどんな症状?

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長時間歩き続けていると脚に痛みやしびれが出ることはありませんか?痛みのせいで歩けなくなってしまったり、脚が思い通りに動かずに何もないところでつまずいてしまったり。でも、少し休むと治る。こんな症状がある方は、間欠性跛行(かんけつせいはこう)かもしれません。

間欠性跛行の特徴は歩き続けられないこと

・歩き続けられない
跛行とは脚のしびれや痛みのために脚を引きづってしまうことをいいます。いわゆるびっこを引いている状態です。間欠性とは、その状態がずっと続くのではなく一時的なもので、しかし何度もくり返すことをいいます。症状があるときもあれば、ないときもあります。
つまり、間欠性跛行とは「はじめのうちは普通に歩けるけれど、しばらく歩き続けると脚が痛くなってしまって歩けなくなる。でも、少し休むとまた歩けるようになって、しばらく歩くとまた…」という状態を指す言葉です。

・立っていられない
症状が悪化していくと、次第に歩ける距離が短くなっていき、痛みを落ち着かせるために必要な休憩時間も長くなっていきます。最終的には立っているだけでも痛みが現れるようになります。

・ふくらはぎがつる
神経や血管がダメージを受けることで脚が思うように動かなくなると、筋肉が過剰に収縮してしまうことがあります。この状態がいわゆる「つっている」状態であり、間欠性跛行の場合では特にふくらはぎに起こりやすいといわれています。

間欠性跛行の原因として考えられる病気

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脊柱管狭窄症

・神経の通り道が狭くなってしまう病気
脊柱管狭窄症は、男性に多く、50歳以上の方にみられる背骨と神経の病気です。
背骨は24個の骨が連なって構成されていますが、この骨の1つ1つには小さい穴があいています。この小さい穴が24個連なってできる空間のことを脊柱管と呼び、この脊柱管の中には、脊髄という太い神経が走っています。

私たちの身体は、この脊髄から分岐した細い神経が全身にめぐることで、頭のてっぺんから手足の先まで自由に動かすことができ、また痛みや温度などの感覚を得ることができています。

この脊柱管のうち、腰の部分が狭くなってしまう腰部脊柱管狭窄症という病気があります。腰のあたりの脊髄から分岐する神経は、腰以下のお尻、脚などの感覚を支配しており、腰部脊柱管狭窄症ではお尻、両脚にしびれや熱感(ほてり)など、感覚の異常が現れます。

・狭窄の原因は加齢や重労働
背骨はいくつもの骨が連なっているものですが、骨と骨の間には椎間板とよばれる軟骨や靭帯が存在しています。軟骨は主にクッションの役目をし、骨が動くときに生じる力を吸収し、また動きを滑らかにする働きがあります。一方、靭帯は骨同士をつなぐことで、背骨をより安定化させる働きがあります。

椎間板や靭帯は年齢を重ねるごとに変形していくものです。椎間板が膨らんだり、靭帯が厚くなってしまって脊柱管の方へ飛び出してしまうようになると、脊柱管のスペースが狭くなり、神経が圧迫される脊柱管狭窄症を引き起こします。
これらの変化は、加齢だけでなく、重い荷物を持ったり、長時間同じ体勢を続けるような腰に負担のかかる職業に就いている方にもみられやすいことが知られています。

・しびれや排尿障害、便秘などの症状も
腰周辺や脚の違和感、しびれ、痛みなどが代表的な症状です。脚に力が入りづらくなったり、何もないところでつまずくなどの症状がみられることもあります。

進行すると、排尿や排便に関わる神経にも影響を及ぼし、尿が出ないまたはトイレが近くなる、便秘などの症状が加わります。

脊柱管は前かがみの姿勢で広くなり、まっすぐ立った状態では狭くなります。このため、しびれや痛みは前かがみになると改善し、自転車に乗っているときは症状が出ないということも特徴的です。

 

血管性の病気(閉塞性動脈硬化症)

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・動脈硬化で脚の血液が不足する病気
閉塞性動脈硬化症は、男性に多く、70歳前後高齢者にみられる血管の病気です。

脚の血管に動脈硬化が起こることで、脚を流れる血液が減り、しびれや痛みが生じる病気です。動脈硬化が起こって血管の壁が硬くなり、血管腔(血管内の空間)が狭くなったり、塞がってしまうと、脚に流れる血液が減ってしまいます。全身の細胞は血管から酸素や栄養素をもらっていますが、血液が不足することで細胞が障害を受けた結果、しびれや痛みなどの症状が現れるようになります。

・原因は喫煙、食事などの生活習慣
動脈硬化のリスクには、喫煙、糖尿病、高血圧、脂質異常症などがあります。タバコに含まれる有害物質や糖尿病でみられる高血糖状態、高血圧によって高い圧力がかかっている状態では、血管にダメージが加わり、血管の壁に傷がついてしまいます。手足に怪我をして、治る時に傷口が引きつれて硬くなるのと同じように、血管の壁に傷がついた場合も治るときに硬くなってしまいます。これが動脈硬化です。

動脈硬化によって血液が足りなくなると細胞はSOSの信号を出し、この異常を脳が「痛い」と感じるというのが、閉塞性動脈硬化症のメカニズムです。

・しびれや足の冷えという症状も
脚に流れる血液が足りないことで、脚が冷えやすくなります。また、腰部脊柱管狭窄症と同じように違和感やしびれを感じることもあります。
進行すると、脚の細胞に酸素や栄養素が届かなくなってしまうことで壊死が生じ、脚を切断しなければならないことにもなり兼ねません。

また、脚に動脈硬化が起きている場合、他の場所でも動脈硬化が起こっていることが多く、心臓や脳に起こっている可能性も考えられます。心臓の血管に起こった場合は、狭心症や心筋梗塞を招き、胸の痛み、動悸、冷や汗がみられます。脳の血管に起こった場合は、脳梗塞の症状として頭痛、意識の低下、手足の麻痺、ろれつが回らないなどの症状がみられます。脚の痛みと同時にこれらの症状がみられる場合は注意が必要です。

 

糖尿病が引き起こす間欠性跛行

間欠性跛行(かんけつせいはこう)と糖尿病

糖尿病は遺伝だけではなく、誰もが発症する可能性のある病気です。糖尿病は合併症が怖い病気ですが、その症状の1つに間欠性跛行があげられます。

糖尿病により間欠性跛行の症状が現れる原因の1つは足に動脈硬化(血管の中にコレルテロールなどが溜まり、血行が悪くなり、血管が詰まり硬くもろくなる病気。)が起こるためです。

間欠性跛行になると足がむくんだり、冷えたりするだけでなく、歩いているうちに足が痛みが生じ歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになるという間欠性跛行特有の症状がでます。

糖尿病を患っている方で、足に痛みやむくみなど異常を感じたらすぐに医師に伝えましょう。血液が行き渡らなくなり壊疽(えそ)を起こすと足を切断しなくてはならないということもあるので早めに対処しましょう。

糖尿病患者の間欠性跛行の症状

間欠性跛行かな?と思ったら、以下の症状を確認してください

・足の色の変色
・就寝時でも足が痛い
・お風呂の後でも足が冷たい
・足の傷が治りにくい

日常気をつけること

・禁煙
・適度な運動
・食習慣の見直し(ジャンクフードやコレステロールの高いものは避け、炭水化物を取りすぎない。食事をする際は野菜、きのこなど血糖値の上がりにくい食品から食べましょう。)

病院で行われる検査と自宅で出来る予防法

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病院ではまず問診が重要になります。

「しばらく歩き続けると歩けなくなる」というキーワードは、間欠性跛行の最大の特徴です。また、姿勢によって症状が変化するという特徴から脊柱管狭窄症を、喫煙や食事などの習慣からは動脈硬化のリスクを見つける手がかりになります。

脊柱管狭窄症では、X線検査やCT/MRI検査が行われます。
X線検査は主に骨をみる検査であり、椎間板や神経などを直接みることはできません。ですが、骨の変形や、骨と骨の隙間が狭くなっていることが確認できれば、その部分の神経が圧迫されていることが予測できます。

CT/MRI検査は身体を輪切りにしたような画像が得られる検査です。椎間板や神経なども映し出されるため、より詳細に脊柱管の状態を調べることができます。

脊柱管狭窄症を防ぐためには、腰にかかる負担を極力減らすことが大切です。加齢による変化はなかなか防ぎづらいものですが、重い物を運ぶときは台車を使う、デスクワークなど同じ姿勢を続ける職種の方はこまめに身体を動かすなどの対策をとるようにしましょう。

閉塞性動脈硬化症では、脚に流れる血液が低下しているため、触診で脚の脈が触れないことを確認したり、血圧を測定する機械で脚の血圧が下がっていることを確認します。
脚の血管のどの辺りが詰まっているのかを調べるためには、超音波検査が行われます。

動脈硬化は、生活習慣に大きく影響を受けます。予防のためには生活習慣の見直しが欠かせません。喫煙は動脈硬化だけでなく、がんのリスクにもなります。血圧を上げる塩分、血液の流れを悪くするコレステロールは控えるなど食生活の改善も有効です。

 

不安のある方は迷わず受診を

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脚にしびれや痛みがある、歩けない、排尿・排便に問題がある。これらの症状があると、普段の私生活が困難になりますよね。また、脚の違和感がある場合には、心臓や脳の血管にまで影響が及んでいることもあります。日常生活に支障をきたしている方、症状に不安のある方は、放置せずに一度病院に受診してみることをおすすめします。

 

快適な日常生活を脅かす症状を引き起こす脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は発生する部位によって「頚部脊柱管狭窄症」「腰部脊柱管狭窄症」に分類されます。発生頻度が高い、腰部脊柱管狭窄症についてお話しします。

どのくらいの方が悩んでいるのでしょうか?

 

大日本住友製薬が福島県立医科大学 整形外科 紺野慎一氏の監修のもとに行われた調査結果をご紹介します。

40歳以上の男女8万人を対象とした大規模調査で「国内における腰部脊柱管狭窄症の推定患者数は約240万人(40歳以上人口野3.3%)」「240万人の中で腰部脊柱管狭窄症と診断されている患者は推定65万人」と発表されています。引用元:大日本住友製薬

すなわち、腰痛や足のしびれ、痛みを自覚している腰部脊柱管狭窄症患者さん240万人のうち、正しく診断を受けているのは65万人に過ぎないという事を表しています。

腰痛や足のしびれ、痛みなどの不快で不自由な症状を我慢したり、放置していませんか?

芸能人にも脊柱管狭窄症で手術療法を受け、話題となった方は記憶に新しいものです。
正しい診断を受け、快適な毎日を過ごしたいものです。

今回は、腰部脊柱管狭窄症の原因、症状、治療などについて詳しく解説していきます。

命にかかわる病気ではないが活動性を損なう病気

 

腰部脊柱管狭窄症は基本的に、がん、心筋梗塞、脳卒中のように命にかかわる病気ではありません。狭窄が極めて重症で下肢の麻痺、膀胱直腸障害(ぼうこうちょくちょうしょうがい)が出ている症例以外は、手術に緊急性はありません。

 

しかし、腰痛や足のしびれ、痛みの苦痛により、外出がおっくうになり引きこもったり、高齢者の方であれば引きこもることで周囲との関わりが薄れ、認知症を発症するきっかけにもなってしまいます。

症状により活動性が失われる病気と言えます。

 

症状が重くなる前に、正しい診断を受け悪化防止に努め、必要な治療を受けましょう。

脊柱管とは何ですか?

背骨は椎骨という骨がいくつも積み重なって形成されています、簡単なイメージは、真ん中に穴が開いた積み木のような感じです。上下の椎骨が前後左右にずれてしまわないよう、関節で連結されています。
神経は脊柱管の中で枝分かれして体の各部へと配分されていきます。

脊柱管とは、背骨の後ろ側を通る管です。
この管の中に、脳から各内臓、手足につながる運動神経・感覚神経が収まっています。脊柱管は神経の束を保護しています。

腰部脊柱管狭窄症とは

背骨は何キロもある頭を支え続け、体幹を保持し常に負担がかかっています。背骨は自然なS字を描いており、圧迫を分散させる構造となっています。

脊柱管が狭くなり、中に通っている神経が圧迫されることにより起る病気を脊柱管狭窄症と言います。
生まれつき脊柱管が狭い病気もありますがここでは触れません。

腰部脊柱管狭窄症の原因は

背骨も加齢とともに老化していきます。狭窄の程度に差はありますが、誰でも中年以降は年齢と共に脊柱管は狭くなっていきます。
症状が無いか、軽微で脊柱管狭窄症の存在に気が付かないまま過ごす人も多く、レントゲンを撮って発見されることもあります。日常生活に支障をきたす症状が無い脊柱管狭窄症は、治療の対象になりません。

狭窄の程度は、重い物を持つ仕事、車の運転などを長期間続けたことなどによる生活環境や就労状況も関係しています。症状が病的な域に達した時、治療の対象となります。

狭窄の物理的な原因は以下の通りです。

変形性脊椎症により骨棘(骨の棘)が後方に飛び出す
変性すべり症で腰椎が前後方向にずれておこる
椎間板の変形、背骨同士を接続する椎間関節の変形
脊髄の後ろを通る黄色靱帯の加齢による肥厚

これらの原因は、神経を物理的に圧迫し症状が現れます。

つらい腰椎脊柱管狭窄症 症状は

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腰部脊柱管狭窄症の症状は、痛み止めの服用、湿布の貼付で対応できるものから、仕事や家事もままならないなど、強い症状まで様々です。

つらい腰部脊柱管狭窄症の症状を、軽症のものから順に見てみましょう。

・腰部分~臀部にかけての痛み、だるさ
・足全体のしびれ感やピリピリする痛み
・歩き出すと足がしびれてくる、歩きづらい
・歩き続けると足が痛くなり、前かがみで休憩するとまた歩けるようになる(間欠性跛行(かんけつはこう))
・症状がある方の足の筋肉が衰え、足の太さが違う
・排尿障害や便秘
・会陰部(えいんぶ)の感覚異常

足先を持ち上げる動作は、背屈と言います。脊柱管狭窄症による筋力低下により、背屈する力が弱くなると階段や小さな段差でつまずく、ぞうりタイプの履物が脱げやすい状態になり、転倒の危険が高くなります。

 

腰部脊柱管狭窄症の保存療法

保存療法とは、「手術等の侵襲を加えない治療」のことです。
腰部脊柱管狭窄症と診断された場合、いきなり手術療法が選択されることは稀で、通常は保存療法から始めます。

保存療法の内容は、が以下の通りです。

・痛みを緩和する薬の服用
・痛みの部位に消炎鎮痛作用のある湿布を貼る
・硬膜外ブロック・神経根ブロック注射
・マッサージ、ホットパック、赤外線等の理学療法
・脊柱管を広げる体操、ストレッチ
・腰椎を安定させるコルセット着用

コルセットはオーダーメードの物、既成のものなどたくさんの種類があります。

腰部脊柱管狭窄症の手術療法

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狭窄が強度、症状が激しく日常生活に支障をきたす場合、保存療法でも効果が無い場合は手術療法の適応となります。
手術の目的は、脊柱管の中を通っている神経を圧迫している物理的原因を取り除くことです。黄色靭帯や背骨の一部を削ったり切り取って神経への圧迫を取り除きます。

これらは、うつぶせの状態で、背中側の皮膚を切開し手術します。
確実に神経に対する圧迫は解除されますが、背骨の一部を切り取るわけですから、術後は背骨の安定性が悪くなる可能性があります。術式によって異なりますが、入院期間は2週間~3週間程度です。

椎弓切除術

椎弓を広い部分に渡って切除し、神経の圧迫を解除します。切り取る部分は椎体の椎間関節(背骨同士をつなぐ関節)の一部、棘突起(背骨の後ろ側に飛び出した部分)の一部、黄色靱帯です。

拡大開窓術

広範囲に骨を取り除かず、圧迫部分だけを切除し脊柱管の面積を広げます。

棘突起縦割式椎弓切除術

棘突起の中央を縦方向に割るように切開し圧迫を解除します。術後の痛みが少ないと言われています。

複数の腰椎に病変があり、複数の椎弓を取り除いた場合は、背骨の支柱としての安定性が損なわれます。圧迫を取る手術と同時に、自分の腸骨から取り出した骨片や、金属プレートをボルトで脊椎に固定する腰椎固定手術も行われます。

腰椎脊柱管狭窄症 内視鏡で可能なMEL(内視鏡下脊柱管拡大術)

腰椎脊柱管狭窄症の手術は、患者さんの肉体的侵襲が少なく、入院期間が短い内視鏡下手術が可能な病院もあります。
MEL(内視鏡下脊柱管拡大術)は全身麻酔で行われますが、2泊程度の入院期間とされています。

背中の後ろ側を切る手術と比較したメリットは3つです。

・創部が小さく痛みが軽い
・大きく切らない事により感染症発生の危険性が少ない
・入院期間が短く日常生活に早く復帰できる

身体への負担が少なく、入院期間が短いことが特徴です。
しかし、強い狭窄、範囲が広い狭窄、背骨の変形が強度の場合は内視鏡手術より、従来の背中側を切る手術方法が適しており、確実なこともあります。対応可能な病院は限られています。

内視鏡手術の対象は限界があります、医師の説明を良く聞き適切な方法を選択してください。

 

腰部脊柱管狭窄症 リハビリテーションの方法は

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保存療法としてのリハビリテーションと、手術療法後のリハビリテーションに分類されます。

保存療法としてのリハビリテーションは、腰椎周囲の体幹筋の筋力強化が目的です。
体幹の中心である背骨の安定性は、筋肉によって保たれています。筋力低下による腰椎の不安定性を改善し、症状を改善させる、あるいは増悪させないことが目的です。

腰痛や下肢の痛みをかばう事で、姿勢が悪くなりさらに腰痛を悪化させることもあり、適切な姿勢を保持する目的もあります。

リハビリテーションでは、特に姿勢が重要になります。
腰部脊柱管狭窄症による神経圧迫は、身体を後ろに反らす(後屈)ことで悪化し、前に倒す(前屈)で楽になる傾向があります。これは、後屈姿勢で物理的な圧迫が強まり、前屈姿勢で脊柱管が拡大するためです。

無理な運動は、症状を悪化させることもあるため専門知識をもった理学療法士などのアドバイスを受け実施しましょう。自分で取り組める下肢筋力低下予防運動や、腰痛体操などを指導してもらえば、更に効果的でしょう。

術後のリハビリテーションは、特に全身麻酔手術の後に大切です。

短期間であっても安静臥床でベッド上に寝たままになると、全身の筋力低下を起こします。高齢になれば加速度的に筋力低下の割合が高くなります。

入院中は術後早期から安全に離床に向かうためのリハビリテーションが開始されます。早期離床が回復に向かう最大のポイントです。

脊柱管狭窄症の予防法は

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加齢による背骨の変形、下肢の血行不良、筋力低下を防ぐことです。ある年齢以上では、重たい荷物を持ちすぎないことも必要です。

筋力トレーニングを日常的に実施すると、骨が強化され、変形を防ぎ、腰部・下肢筋力低下を防ぐ効果があります。

体の左右のバランスを改善し、腰部に負担がかかりすぎないようにするにはストレッチが有効です。しかし、運動リハビリテーションと同じく、間違った方法で行うと逆に症状を悪化させる可能性もあります。

専門家のアドバイスを受けて行いましょう。

腰痛、下肢の痛み、しびれを感じたら、早めに診察を受け原因を特定し、早期治療を始めることが最大の予防法です。症状が軽いとしても、しっかり経過観察を続けフォローしていきましょう。

腰部脊柱管狭窄症 良い病院選びのために

腰部脊柱管狭窄症治療で症状が改善または消失し、日常生活を快適にするには、よい病院を選びましょう。

従来の「切る手術」が良いのか「内視鏡手術」が良いのか、手術した方がいいのか、保存療法と手術方法どちらが自分の病気に適しているのか、手術するとしたらどんな方法が良いのか、をきちんと判断し説明してくれる医師との出会いが成功の鍵です。

得意な治療方法やリハビリテーションの充実度は、医療機関によって大きな差があります。また、全ての病院で低侵襲な手術が受けられるわけではありません。

適切な治療方法決定のため、セカンドオピニオンを受けることも大切です。
セカンドオピニオンを受けるための紹介状作成や、レントゲン・MRIなどのデータ貸出しをしてくれない病院は言語道断です。

まとめ

腰部脊柱管狭窄症で問題になることをまとめると、

・神経圧迫による腰痛、下肢の痛み・しびれによる苦痛や、排尿障害などの重篤な症状
・不快な症状による活動性の低下
・活動性の低下による認知症等の発症
・下肢筋力低下、感覚異常による転倒しやすさ

ということになります。
症状の辛さ、苦痛さと共に「外に出にくい」「毎日が楽しくない」「働けない」等の社会的不利益も問題となります。
思い当たる症状があれば早めに受診し診断を受け、症状の悪化を予防しましょう。
年齢を重ねても、自分の行きたいところに出向き、楽しみを感じられる生活を続けたいですよね。適切な治療を受けて快適な毎日を取り戻しましょう。

間欠性跛行には運動を習慣付けましょう

間欠性跛行は運動をすることでよくなります。痛い時に無理して運動をする必要はないのですが、ウォーキングを取り入れてみましょう。初めは痛くなって休憩が多いかと思いますが、徐々に体が慣れていき、歩行距離が延びます。

座った姿勢は痛みが出にくいので、エアロバイクで下半身の血流を良くすることもおすすめです。

間欠性跛行かなと思ったら

間欠性跛行はしびれが出ると歩けなくなるので、外出が億劫になりがちです。まして友達と出かける時はペースを合わせてもらうことになるので自宅にこもりがちになってしまいますが、それでは症状を悪化させ、気持ちも沈んでしまいます。

歩いている時にしびれや痛みで歩けなくなったら、すぐに病院で診てもらい、どんどん外に出るように心がけてください。

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