臼蓋形成不全ってどんな病気?生まれつきなの?治療法は?

 

臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)
聞きなれない名前ですが、臼蓋形成不全とはどういった病気なのでしょうか。
そして、どのように対処すればよいのでしょうか?
効果的な治療法は何なのでしょうか?

今回は、聞きなれない病名である「臼蓋形成不全」について、皆さんにご紹介させて頂きたいと思います。

 

臼蓋形成不全とは股関節の病気です


結論から書きますと、臼蓋形成不全とは股関節に現れる先天性の病気の一つです。

人間の骨盤と、太ももの骨である大腿骨は、お椀とボールのような関係で組み合わされています。

お椀が骨盤でボールが大腿骨ですね。
お椀にボールがカポッとはまり込むのと同じように、骨盤に大腿骨が接続されており、クルクルと回転するような動きを実現しています。

お椀の内側には、「臼蓋」とよばれるクッションがあり、大腿骨がクルクルと回っても骨を痛めることなく稼働させられるようになっているのですが、お椀よりもボールが大きい人がいて、骨盤に大骸骨がうまくはまらず、クルクル回転する時に臼蓋を傷つけてしまい痛みを感じるようになる症状が現れることがあります。

この症状を臼蓋形成不全と呼びます。

 

臼蓋形成不全は先天的なものです

臼蓋形成不全は、生まれつきの股関節発達異常と言われています。
大腿骨が骨盤の臼蓋よりも大きいため、歩くたびに臼蓋をすり減らし、すり減った所から痛みを感じるようになります。

臼蓋形成不全は進行性の股関節疾患ですので、徐々に股関節の稼働範囲が狭くなり、痛みも増してきます。
残念ながら、一度失った(すり減った)臼蓋が再び元に戻る事はありません。
症状が進行すると、股関節痛が酷くなり、やがて歩行障害に至ってしまいます。

 

臼蓋形成不全の筋肉への影響

臼蓋形成不全の大きな特徴の一つとして、股関節の可動範囲減少に伴う筋肉の委縮があげられます。

臼蓋の減少により痛みを感じるようになると、股関節を動かさないように体が反応してしまい、その結果として筋肉が委縮してしまうのです。

本来であれば、股関節を保護するために機能するはずの筋肉が、委縮して硬くなってしまうため、筋力や柔軟性を失っていきます。
筋力低下や稼働範囲の減少が少しずつ進行するため、臼蓋形成不全が進行性の病気であると言われるゆえんとなっています。

 

臼蓋形成不全の治療法にはどんなものがあるのでしょうか?


先天性の疾患である臼蓋形成不全ですが、その病状を緩和する治療を御紹介します。

主な治療法としては「手術」があげられます。
股関節を人工関節と置き換えることで、痛みを緩和し、委縮した筋肉を柔らかくする糸口を見つけることができます。

また、保存療法による病状進行の遅延を実現する方法も実施されており、先天性の病気だからと諦めなくても大丈夫な時代になっています。

医学的には先天的な「脱臼」という考え方もあり、筋肉が委縮する要因として、人間の体が潜在的に大腿骨を外さないように内側に力を入れているからと考えられています。

つまり、体(脳)が「動かしても大腿骨は脱臼しない」と理解できる状態にすれば、筋肉の委縮や筋力低下を解消できる糸口になるという考え方です。

 

臼蓋形成不全のまとめ

いかがでしたでしょうか?
臼蓋形成不全とは、先天性の難病と言っても過言ではない病気ですが、その成り立ちと理論を解明することで、病状の進行を遅くできたり、苦痛を解消できる糸口を見つけることができます。

記事の内容は、受け入れられないような過酷な内容も含まれておりますが、可能な限り正しい知識と具体的な概要を心がけて執筆しております。

どんな病気も、しっかしとした情報収集による正しい知識さえ手に入れられれば、きっと、現状を打破するための糸口を見つけられるはずです。

     

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