腰痛とマットレスの関係:「板の間(ま)にせんべい布団」

腰痛とマットレスの関係: 「板の間(ま)にせんべい布団」

昭和30年代までは「藁布団」があったと記憶しています。長い療養生活を送る人は「藁布団」を寝具として使っていました。介護する人には寝返りをさせやすいという利点があり、病人には床擦れが出来にくいという利点があります。

若い人は藁自体に馴染みがないので、「藁布団」がどんなものか理解できないでしょう。

分かりやすく言えば畳より少し柔らかい稲藁で出来たお布団です。
フカフカの布団では寝返りがし難いくいという難点があります。
bed2寝返りをしないで同じ姿勢では寝具にいつも同じとこるが当たると圧迫され、血行が悪くなり長期間になるほど床擦れができます。

だから寝返りを本人が出来ない時は、介護の人がさせてあげないと身体全体が硬直して姿勢までが変形することになります。

 

「藁布団」の利点

1)寝返りをしやすい
2)床擦れが出来にくい
3)身体に痛みやハリが出来にくい
4) 身体全体が硬直しないな。

話を現代に戻します。皆さんはこんな経験はありませんか?

久しぶりの出張で打ち合わせも無事に終わり、夜の打ち上げではいささか酩酊気味になりました。ホテルでシャワーを使い、フワフワのベッドで朝まで爆睡しました。
さて翌朝、あなたはさわやかなお目覚めでしたか。決して快適なお目覚めではなかったと思います。

頭は少し重く、身体のあちこちがこわばって痛いところがある。首が寝違いで思うように回らない、まさに最悪の寝違いです。

この原因は、眠りと寝返りは深い因果関係があります。ここから眠りの問題に入ります。

眠りの種類: レム睡眠とノンレム睡眠の2種類がある。

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1)レム睡眠は脳は半覚醒の状態。身体は完全な睡眠状態。

2)ノンレム睡眠は脳も身体も完全な睡眠状態。

3) 1)の眠りは寝返りをします。身体の要求を脳が感知するから寝返りをして身体の歪みを矯正するのです。身体の歪みが矯正されれば肝機能も良く働き二日酔いにはなりません。因みに肝臓は深夜の2時が一番よく働く時間なのです。

4) 2)の眠りは寝返りをしません。脳が完全に眠っていて身体の要求を感知しないからです。だから深酒や、薬物依存に走ってはいけません。
※正常な心身であればレム睡眠とノンレム睡眠は約90分ごとに交互に繰り返すます。

 

次は寝具の問題です。

理想的な寝具を考える: 脊椎矯正・血液・リンパ液循環療法の立場から考える。

1)寝返りができやすい寝具であること。それは身体を横たえた時、寝具に身体が深く沈みこまないこと。 寝具と身体が長時間、密着したままになると、その個所は鬱血しますん。極端な場合は床擦れになり筋肉が壊死をおこします。さらに極論すれば血液・リンパ液が循環しなくなりるとそれは死を意味します。

2)寝床から起き出すとき、膝に負担を掛けない構造であること。お勧めは洋式のベッドからマットを取り除いて、畳を入れたものが理想です。マットの代わりにせんべい布団を敷きます。これで寝返りも楽に出来ます。

3) ベッドの周りに手すりをつける。これは起き上がるときふらついてギックリ腰になるのを防ぐためです。

4)日光消毒をする時、寝具が軽くて持ち運びが楽に出来るものであること。

 

追記: 眠る時お酒や薬物に依存してはいけないと書きました。薬物のことは論外です。だからお酒の問題にだけ少しふれておきます。肝臓の活動は深夜2時をピークに働きます。その1時間前から徐々に活動が始まりますので深夜0時には飲酒を切り上げておきたいものです。

 

     

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