腰椎分離症の原因は?予防法や治療についてまとめました

腰が痛いと言えば、中高年からお年寄りの症状と思いがちですが、成長期の子供さんやスポーツをしている子供さんや青少年が「腰が痛い。」と訴える場合があります。

こういった場合は脊椎分離症になっている可能性がありますので、まずは整形外科にいって診察を受けてください。ほおっておくと、慢性化して痛みと付き合うことになったり、年齢を重ねてから腰痛に悩まされることとなるようです。

 

脊椎分離症とはどういう症状?

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初期の段階では、運動の後だけでなく、長時間立ったり座っていたりしている時に、腰の周りやおしりの辺り、太ももの外側に鈍い痛みや重苦しさを感じるだけのようで、痛みや重苦しさは片側だけの場合も両側に起こることもあります。ただし、悪化してくると動くたびに激痛を感じるようになります

 

何が原因で分離症になるのか

多くは、成長期にスポーツの練習などで激しいトレーニングを行うことで、腰の棘突起に疲労骨折を引き起こしてしまうことが原因となります。

もちろん、スポーツだけでなく、腰をひねることを通常の作業として繰り返し行っている場合にも起こると考えられます。

背骨は、たくさんのブロック(椎骨)を一つ一つ積み重ねてできあがった棒のようなもので、それぞれのブロック(椎骨)には棘突起(きょくとっき)という、羽のような形をした突起物がついています。つまり、この棘突起が骨折した状態を、脊椎分離症と言います。

疲労骨折と言うのは、厳密には骨は折れておらず、ひび割れなど骨が非常にもろくなった状態のことを言いますので、初期の場合は鈍い痛みを感じ、悪化した場合にはこの部分が折れてしまうことで非常に強い痛みの原因となるわけです。

 

どんな治療法があるの?

基本的には保存療法で治療していきます。小中学生や青年などの成長期での腰痛分離症については、早い段階でわかった場合であれば、半年ほどコルセットを使用することで骨がくっつくことがわかっています。尚、この場合、市販のコルセットでは効果があまりないようです。きちんと整形外科での診察を受け、個人にあった腰の型をとって作られたものを使用されることをお勧めします。ただし、コルセットをしたからといって、それまでと同じようにスポーツをすることはできませんので注意してください。

同じように、大人の場合でも、腰を使用する仕事をされている人は、コルセットを着用して仕事をすることで腰痛の予防効果もあるようです。

痛みが強い場合には、対処療法として消炎鎮痛剤や筋弛緩薬を使用します。こちらも、お医者さんの言われることをきちんと守って服用することが必要です。

痛みが強い場合には神経ブロックで痛みを抑える場合もあるようですが、それでも痛みが抑えられない場合には手術を行うようですので、お医者さんとしっかり相談をして治療を進めてください。

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腰椎分離症を予防するには?

では、腰椎分離症にならないためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

基本的には過激なスポーツ・労働が原因なので、日頃から無理をし過ぎないようにすることです。後は、背筋、臀筋、大腿筋を練習後や作業後にきちんとほぐしておけば疲労骨折のリスクは減ると考えられます。

 

次に栄養管理をきちんとすることも予防のひとつとなります。

人の体はカルシウムが不足していると自分の骨のカルシウムを利用するということはみなさんご存じかと思います。自分のカルシウムを利用すると骨密度が下がります。加えて利用された骨は再構築するのに時間がかかると言われています。とくに成長期の子どもさんの場合、筋力の成長に骨の成長が追いつかず、もろくなった骨の箇所が疲労骨折を起こしがちとなりますので、ことさら、甘いものや脂っこいものの食べ過ぎに注意する必要がありますね。

成長期の子どもさんの場合はどうしても周囲の大人の協力が必要になってきます。食生活を正しくすることの大切さはこんなところでも感じられます。

 

まとめ

腰椎分離症によく似た症状で腰椎すべり症という病気があります。

こちらは、腰のブロックがずれを起こし、神経を刺激して痛みが生じると言うものです。基本的には治療法は同じとなりますが、腰部脊柱管狭窄症を引き起こしていることもあるのできちんと診察を受けることが必要となりますね。

あと、腰の痛みで考えられる病気としては坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなども考えられます。腰痛の原因をきちんと突き止めた上で適切な治療をすることが早く痛みのない生活に戻れる第一条件のようです。

 

 

     

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