水泳の筋トレ効果は腰痛に効果があるのかを症状別に解説

どのタイプの腰痛でもすべて水泳がいいというわけではありません。

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腰痛のタイプによっては腰痛を悪化させることもあります。そこで腰痛のタイプを書き出してみます。その分類を見ながら腰痛のタイプ別に水泳が適しているのかどうかを検証してみましょう。また腰痛がいいとしても、泳ぎの種類によっては、その泳ぎ方はよくないと考えられる種目もあります、

 

腰痛の種類: あなたの腰痛はどのタイプ?

 

A)痛みレベル①: レントゲンなどでは骨や神経に異常が見られない、主に筋肉のトラブルで腰痛が起きているタイプ。症状が進むと脊椎分離症・すべり症になる可能性が。

B)痛みレベル②:ぎっくり腰や、老化や筋力の低下により骨格が歪んで痛みが出ているタイプ。さらに症状が進むと骨粗鬆症(骨が脆くなる)・変形性脊椎症(骨が変形する)になる。

C)痛みレベル③:椎間板ヘルニア予備軍。筋肉の歪みや骨の変形により、痛みが出ているタイプ。さらに症状が進むと椎間板ヘルニア(軟骨が神経を圧迫する)になる。

以上が腰痛の種類の分類です。この分類で無条件に水泳での筋力アップが適しているのはA)痛みレベル①のみです。

B)のタイプは骨格の歪みを矯正しながら水泳で筋力アップすることが条件になります。それは筋力アップだけすると骨格の矯正が難しくなるからです。

C)のタイプは、骨格の矯正をしっかりとしてB)のタイプの段階にまで回復することが先決です。この段階でいきなり水泳をしてはいけません。
ここでAのタイプの腰痛はどの程度の症状なのか、判断の参考になるケースを書き出してみます。ご自身の腰痛と比較して判断をしてください。

Aの段階の場合: 主に筋肉のトラブルから起こる腰痛

1)朝と夜の痛みの差を比較してみてください。仕事に行き、帰宅したあとの痛みと比べると如何でしょうか?朝の痛みと比べても変化がなかったら、警告サインは発令されなかったのです。また同じように仕事をしてもいいということです。

この程度の腰痛は水泳をしてもいいということです。

ただし、水泳の途中や終わって帰宅した時に痛みが増していたら無理をしてはいけません。泳ぐ時間を短くするか、暫く中断することです

2)1)と同じような痛みの状態で泳いでも大丈夫となった人でも、脊椎分離症・すべり症の人は「平泳ぎ」と「クロール」はしてはいけません。

脊椎分離症・すべり症の人は背筋と腹筋を比べると、背筋が強い人が多いので余計に背筋が強くなり、腹筋とのバランスを崩す恐れがあります。

3)帰宅時や仕事中に痛みが増した人は、腰があなたへのメッセージを出しています。「まだ私の腰には負担です。休憩させてください」と訴えているのです。

このような腰痛のときは水泳はまだしてはいけません。

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脊椎分離症・すべり症の腰周辺の身体的特徴: スポーツ選手に多い。

1)腰の真ん中あたりを中心に腰全体が痛い。

2)スポーツなどした後、膝から下が重くなる。

3)腰が極端に前湾化している。前湾化とは腰(ウエスト)がお腹の方に出る状態。

4)背骨の両側の腰の筋肉が緊張して硬くなっている。お尻が後ろに突き出ている。

5上半身を)後ろに反らせると痛みが酷くなる。

6)腰の処の背骨がポコポコと飛び出している。階段状に変形している。

□この様な脊椎分離症・すべり症は次のようなストレッチをしながら水泳をするのがいいでしょう。しかし「平泳ぎ」と「クロール」はしてはいけません。

脊椎分離症・すべり症: 足(脚)を伸ばすストレッチ

1)壁に向けて足(脚)を伸ばして上向きに寝る

2)足(脚)の裏を壁から週刊誌一冊分位離しておく。

3)右足の踵から伸ばして壁に押し付ける。つま先から伸ばすのではなく踵から伸ばす。

4) 左足の踵から伸ばすようにして壁に押し付ける。つま先から伸ばすのではなく踵から伸ばす。

5)踵が楽に着くようになったら週刊誌二冊分離して3)4)のストレッチをする。

脊椎分離症・すべり症の人は水泳と同時にこのストレッチをすることが望ましい。しかし繰り返しますが、「平泳ぎ」と「クロール」の種目はしてはいけません。

□水泳で筋トレをすることに過度に期待しない方がいいと思います。浮力ある処では期待するほどの成果が上がりません。

宇宙飛行士が宇宙から帰還した時、車いすで移動しているニュ∸スを見ることがあります。空気の抵抗と引力が無いとこらでは筋力が落ちて自力では歩けないのです。

水泳は水の抵抗がありますから同じようには論じることは出来ませんが、陸上の方が空気の抵抗と、引力の両方が働き筋力がつきやすいのです。
水泳は身体全体の筋肉をほぐして血行の促進をするというくらいに考えて下さい。

     

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