アキレス腱の痛みは筋肉の炎症?腱断裂?その治療法や予防法とは?

 

歩いたり走ったりすると、踵やふくらはぎに痛みを感じる。。。
もしかしたら、それはアキレス腱の炎症かもしれません。

アキレス腱の炎症とはどんな症状なのでしょうか?
そもそもアキレス腱とは何なのでしょうか?

「アキレス腱」について紐解きながら、アキレス腱の痛みについてご紹介させていただきます。

 

そもそもアキレス腱とはどういうものなの?その役割は?

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アキレス腱は「踵骨腱」とも呼ばれ、ふくらはぎの筋肉と踵の骨を結ぶ強靭な腱です。

ギリシャの伝説の英雄「アキレウス」から名付けられた話は有名ですね。

 

アキレス腱は、歩いたり走ったりするときの衝撃吸収と推進力の両方を担う大切な腱です。

人体の他の部位にある腱よりも大きく、人間の体重を支える重要なポジションにあります。

その理由は明確で、立つ、歩く、飛び跳ねるなど、体を動かすために常に酷使される為、大きく強靭でなければならないからです。

 

なぜアキレス腱が痛むのでしょうか?

そんな強靭なアキレス腱ですが、強靭とはいえ人体の一部ですので休息が必要です。

十分な休息を得られない状態で毎日酷使すると、疲労が蓄積し炎症を起こす場合があります。

炎症だけではなく、酷い場合は断裂の可能性もありますので、単純な筋肉痛と安易に考えるのは危険です。

 

アキレス腱が痛む代表的な2つの要因を御紹介します。

それは、「アキレス腱そのものの炎症」と「アキレス腱周辺部位の炎症」です。

 

アキレス腱そのものの炎症について

医療用語で「アキレス腱炎」と呼びます。

アキレス腱そのものが炎症を起こす疾患のことで、ふくらはぎの下部分から踵の後ろあたりに痛みを感じます。

 

アキレス腱がふくらはぎの筋肉と踵の骨を繋いでいる腱であることはすでに説明させていただきましたが、アキレス腱はふくらはぎの筋肉の収縮によってその機能を発揮しています。

ハードな運動によって酷使されたアキレス腱の回復が間に合わず、回復しきらないうちから再び運動を行うと常に疲労が残った状態になり、それが原因で炎症を起こしてしまいます。

また、過度な運動は行っていなくとも、老化により体内コラーゲンが減少することでもアキレス腱炎になる可能性があります。

体内コラーゲンは、踵の潤滑油としての役割を担っており、老化によって減少してしまうと、潤滑油としての機能が低下してしまいます。

結果、踵の動きがダイレクトに骨と腱に伝わってしまい、それが疲労として蓄積され、アキレス腱炎として発症してしまうのです。

 

アキレス腱周辺部位の炎症について

医療用語で「アキレス腱周囲炎」と呼びます。
アキレス腱そのものの炎症ではなく、アキレス腱のまわりにある「パラテノン」という部分で炎症がおこる疾患を、「アキレス腱周囲炎」と呼びます。
パラテノンとは、アキレス腱が動くときに滑らかに滑り易くする働きを持っている、言わばボールベアリングのような役割を担っています。

老化や怪我などにより、そのパラテノンが減少すると、アキレス腱動作に対する潤滑能力が低下してしまい、現状まで問題なかった運動量でも潤滑許容量を上回ってしまうので、アキレス腱よりも先にパラテノンが炎症を起こしてしまいます。

パラテノンも、アキレス腱同様に、運動後には回復のための休息が必要なのです。

 

アキレス腱の炎症を防ぐにはどうすれば良いの?

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アキレス腱の炎症のメカニズムは、ここまで説明させて頂いた通り、主には運動量に対して回復が追いつかない事で発症します。

つまり、運動した後にアキレス腱をしっかりと休ませることで発症を予防することができるのです。
運動後のマッサージや筋肉疲労に効く「グレープフルーツジュース」を飲むなど、回復を早めるケアも有効です。

 

治療方法はありますか?

アキレス腱の痛みはどのように治療すればよいのでしょうか。
有効な治療は、とにもかくにも「休ませる事」です。

アキレス腱炎やアキレス腱周囲炎は、過度な運動など、足の使い過ぎが原因ですので、痛みや腫れの症状が治まるまで、運動を控える事が重要です。

また、重症の場合はギプスで足を固定して動かないようにケアする治療も実施されています。

腫れが酷い場合は、アイシングや消炎剤、冷湿布を貼って回復を促し、非ステロイド性の抗炎症薬や痛み止めを飲む治療方法もあります。

 

症状がひどい場合には病院へ

いかがでしたでしょうか?
ふくらはぎや踵の痛みを感じ始めたら、すぐに病院へ行き、医師に症状を伝えて相談しましょう。

その症状がアキレス腱炎やアキレス周囲炎であるならば、体を休めることで回復できるかもしれません。

     

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