ふくらはぎがつる!こむら返りの原因と予防

一過性のこむら返りは誰でも経験することです。
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水泳の後とか町内運動会の夜などではよく経験します。また長時間、正座をしていた後もよくなります。

立ち上がろうとした途端、脹脛(ふくらはぎ)が異常に硬くなり痛くて歩くことができません。触ると痛いが、我慢をしてさすったり、揉んだりしているうちに治ります。この程度のことでは誰も深刻には考えません。

しかし、こむら返りを頻繁に繰り返すようになると、そのまま放置していてはいけません。その原因を探ってケアをすることが必要です。
ここでは正座の時を例にして何故こむらら返りになるのかを考えてみましょう。

正座の座り方の欠点: 痺れる

1)大腿部(太もも)と上半身の重量で脹脛(ふくらはぎ)を圧迫する。

2) 関節裂孔を圧迫して血液とリンパ液の流れを阻害する。

関節裂孔は鼠蹊部の真ん中あたりを指先で探ると拍動(ドクドクと動悸を打っている)をしているところ。

血行障害と痺れ: こむら返りの因果関係

1) 上の1)と2)はどちらも足(脚)への血行障害を起こす原因になる。

2) 血液が流れ難くなると足(脚)は冷える。冷えて筋肉が固くなると血管が圧迫されて益々血行障害が起こるという悪循環になる。

これが痺れとこむら返りの原因です。

正座の時の痺れとこむら返りの解消法

1) 鼠蹊部の拍動(ドクドクと動悸を打っている)している処を右側も左側も指先で押したり揉んだりする。

2)右足か左足か、こむら返りをしている方の足の裏を軽く叩く。

3)最後に脹脛(ふくらはぎ)を指先で押したり離したりする。

何故正座を長時間していると痺れるのか、その理由は理解していただけたと思います。

関節裂孔の圧迫も脹脛(ふくらはぎ)の圧迫も血液の流れを阻害しています。それが痺れとこむら返りの原因です。これと同じような血行障害が原因で、指・首・肩などに同じ症状が出る場合もあります。

このような血行障害を放置すると次の段階に進んでいきます。そもそも人体は血液の流れが止まると人体の全ての機能が停止します。
ここで、一例を出します。こむら返りと静脈溜に悩んでいる女性の話です。

 

女性・50代後半・縫製の下請け・作業歴約20年・一日約5時間位、自宅で作業

1)脹脛(ふくらはぎ)に静脈溜ができたと同じ頃からこむら返りが頻繁に起きるようになる。

2) 就寝中、明け方に頻繁に起きる。

3)静脈溜は病院で手術をした後、特殊なストキッングを約70日使用する。

4)静脈溜はあまり目立たくなったが、こむら返りの回数はあまり変わりがない。

◆今は電動ミシンを使っているが、始めた当時は足ふみミシンを使用していた。
足ふみミシン時代の足(脚)の疲労の蓄積も影響していると考えられる。

次はこの女性の話を検証しながら総括してみましょう。
■女性の話:検証と総括

・正座の処で述べたように血行障害が原因。

・昼間は働いて足の筋肉が動いているので、不十分でも血液が流れているが、休んでいると血液の流が悪くなり足(脚)が冷える。それに朝方の冷気が加わって足(脚)が冷える。冷えて筋肉が固くなり血管を圧迫して血流が悪くなる。

・こむら返りが治らないのは、鼠蹊部の動脈を、股関節の歪みで圧迫したままになっているためです。例えて言えば静脈溜の手術をして血管を修理しても肝心のバブルが故障したままでは、血行はよくなりません。このまま放置していると静脈溜の手術をする以前の状態に戻ります。

ここからは、血行障害の最大の原因である股関節の歪みを矯正する方法を紹介します。

開脚をよくするストレッチ: 股関節を矯正するストレッチ

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1)フラットな床に足(脚)を伸ばして座る。開脚のポーズをする。

2)両脚を開脚して、右か左か、どちらがやさしく楽に開くかを確認する。

3)限界まで開脚をしてそこで止め、やさしく楽に開きやすい方の足の方を更に少し開いてタメをつくる。タメをつくるとは数秒間、いっぱいに開いたままで静止することです。

4)そこでタメをつくっている足の方の腰から一気に脱力する。この時脱力する足の方に上半身を少し傾けるとやりやすくなる。

5)疲れない程度にする。一度に無理をしない。

この開脚ストレッチは股関節の歪みを矯正する方法です。根気よく続けて下さい。こむら返りだけではなく腰痛にも効果を発揮します、頑張って続けて下さい。

     

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